【お知らせ】外国人の雇用や賃金に関し,あらゆる当事者の方からのご相談をお受けしています。

TERAKOYA NIPPON PROJECT 共同代表
行政書士 藤岡 みち子

最近,共同して代表を務める谷口弁護士の元にも私のところにも,お金に関するトラブルの相談が大変増えています。
間違いなくコロナウイルス感染拡大による経済への打撃の大きさを反映しており,これまでお金が順調に回っていたときには見えなかったあらゆる問題が,あらゆる場所で顕在化してきている印象を受けます。

私は法律事件の代理はできませんが,払われていないお給料を「払ってあげてください」と依頼することはできす。
また,契約終了にともなう帰国が困難になった外国人の方を,在留資格を変更してもう少し滞在できるようにしてあげたり,逆に,雇用主の方や本国の送出し機関のために,日本の法律に照らして,今起きているトラブルの状況を整理してあげることもできます。日本側に法務顧問を持たない海外の送出し機関のためには,公平中立なレポートを英文でも作成しています。
外国人が利用できる給付金,助成金の受給のサポートもしていますし,大変なことをしていたことに遅まきながら気づいたブローカーからの相談も受けています。

「違法な」状態で派遣されていた外国人が,コロナ禍により給与が払われなくなり,そのまま泣き寝入りをせざるを得なくなるような状況にも少なからず当たっています。
こういった場合は,まず未払の状態を解消した上で,現有の在留資格に該当した適法な雇用の状態に戻してあげられるよう,あらゆる対応を取っています。

谷口弁護士も私も「業として」行っていますので報酬はいただきますが,外国人労働者からの未払い賃金の請求の相談に関しては,本人には1円たりとも負担はかけません。

また,この業務による「収益」(そんなものはほぼありませんが)は,半分はTERAKOYA NIPPON PROJECT がアジアの日本語学習者へ本を寄贈するための費用に充当し,あとの半分は,フィリピン在住の我々の友人を通じて,昨年のミンダナオ島地震で住まいを失った方のためのシェルターに寄付されます。

全ての方の問題を解決できるわけではもちろんありませんが,日本で働くことを希望するすべての外国人に少しでも希望を持ってもらえるよう,労使双方,送出し機関,組合,人材会社,仲介者・ブローカー問わず,あらゆる当事者からの相談を拒みません。

お心当たりのある方は,その人を私たちに繋いであげてください。

以上